渡邊大志研究室    

三軒茶屋プロジェクト|SANGENCYAYA PROJECT

2018/12/11 三茶クリスマスナイトを開催しました



2018年12月9日に三軒茶屋ふれあい広場にて開催された「三茶クリスマスナイト」に出店いたしました。 渡邊研究室では<クリスマス射的小屋><建築模型材料による工作体験><世界のお茶>の3ブースなど、多くの方に楽しんでいただきました。 子供たちの自由な発想による造形は、時に大人の創造力を上回ることを実感する貴重な体験となりました。











2018/12/06 三茶クリスマスナイト開催のお知らせ





12月9日の11時から17時に三軒茶屋ふれあい広場にて「三茶クリスマスナイト」を行います。お近くの方はお越しください。



昨年の様子


2018/06/03 茶沢通りインフラアーキテクチュア構想02



今年の夏に三軒茶屋と下北沢を結ぶ茶沢通りにて行う予定の、パレードのデモンストレーションを行いました。







2017/06/06 茶沢通りインフラアーキテクチュア構想













2017/05/19 茶沢通りの「移動式街路樹」にまつわる話





茶沢通りの「移動式街路樹」にまつわる話

 来週末に馬事公苑で開催予定のガーデニグフェアをきっかけにして、三軒茶屋と下北沢を一直線に結ぶ茶沢通り商店街に植物を植えていく計画を目下進行中である。

 茶沢通りにはすでに都市計画の一環として植樹された樹木があるが、花をつけることもなく生い茂ることもない、誠に日本の近代都市計画のニュアンスを反映した人工的な様相を醸している。
 地元の人々はこれをナントカしたいという気持ちはあるが、日本の法規とそれを管轄する行政の仕組みが事を容易にはさせないという現実がある。

 最初はガーデニングフェアで展示された後に廃棄されてしまう予定の植物を転用して移植すれば、ほぼその植物代はタダなわけだし、街路も色鮮やかになって、行政には美味いことしないと思い、簡単に許可が下りるであろうとタカをくくってもいた。

 ところがである。商店会長と行政との交渉の想定問答をしていた中でこんなやり取りがあった。

 「メンテナンスはどうするんでしょうか?水やりとか、色々と、、、」
 「それは、商店街組合に加盟している街路沿いのお店のオーナーがそれぞれ自分の目の前の樹木 の水やりをやってくださることで、解決可能でしょう。」
 「では、新しく樹木の足元に植え込みを植えることで、それに子供がつまづいて車に跳ねられたら 誰が責任をとるのでしょうか?」
 「それは親の責任でしょう。」
 「、、、、、、。」

 という具合に、今の時代は親の責任で街路樹を植えられるほど甘い世の中ではないのでした。  それでは、ということで
 「では、街路樹が動いてしまえばいいんですよね。普段はどこか別のところにいて、イベントとか 歩行者天国のときだけ街路に出て来れば、子供も車に轢かれないでしょ。」
 それは名案だ!、とのことでこの移動式街路樹という世界でも聞いたことのない矛盾した名前を持つ ものを作ってみることになりました。
 その試作第1号が来週には完成して、お披露目となります。

 それから、移動式街路樹の発想には、実は元ネタがあります。それはかの宮沢賢治が考えて絵まで 残している「動く電信柱」です。
 私の研究室では、都市と建築を互いに横断可能な「インフラアーキテクチュア」という概念の実践も行っています。一連の三軒茶屋での私たちの活動は実は、いまやこの地域では古典的となった「まちづくり」(太子堂地域はその発祥地とされる)を「インフラアーキテクチュア」にリノベーションする実践的実験です。
 具体的にはこの茶沢通りという一本の真っ直ぐなインフラ道路を様々なデザインを使って内部空間化して いくことです。
 「動く電信柱」というインフラそのものが動いてしまう賢治のヴィジョンは、その走りであったと思います。
「移動式街路樹」は街路樹という動かないインフラを動かしてしまう計画なのです。

2017年5月19日 渡邊大志




2017/05/08 移動式街路樹計画






2017年5月27日、28日に開催される「せたがやガーデニングフェア2017」に展示される仮説の数坪の庭の植物を、三軒茶屋の「移動式街路樹」に転用する計画。



2016/12/20 「三茶クリスマスナイト2016」に出店しました






12月18日(日)、三軒茶屋ふれあい広場にて開催される「三茶クリスマスナイト 三茶ワンサンタがやってきた」に参加いたしました。
<映画上映><三軒茶屋で製作したVR体験><Bento clockのデモンストレーション><クリスマス射的小屋>また続けて<世界のお茶>を販売させていただき、多くの方に大変好評いただきました。 ご来場してくださったみなさま、誠にありがとうございました。



2016/12/13 12月18日に開催する「三茶クリスマスナイト」に参加いたします





12月18日(日)、三軒茶屋ふれあい広場にて開催される「三茶クリスマスナイト 三茶ワンサンタがやってきた」に参加いたします。
これまで当サイトにて掲載してきた「三軒茶屋茶沢通り新聞」の実物の他、映画館や射的小屋、世界のお茶の販売などの展示をする予定です。
ぜひともご参加ください。



2016/02/29 2月28日(日)『三茶ひなまつり』にて「マダムクリングスシアター」を出店いたしました






<映画上映>と<三軒茶屋で製作したVR体験><Bento clock・防音壁の展示>、また続けて<世界のお茶>を販売させていただき、多くの方に大変好評いただきました。
ご来場してくださったみなさま、誠にありがとうございました。

近々もう一度三軒茶屋にて「マダムクリングスシアター」を出店する予定です。
ご来場くださった方、今回お越しになれなかった方も是非いらしてください。

詳細は後日、HPにて告知いたします





2016/02/25 2月28日(日)11:00-17:00 三茶ひなまつり






2016/02/20 2月28日に出店する映画小屋について



オリジナル映画「三つの種」より|from our original movie "the three seeds" (Jeanne Krings制作)


2月28日(日)、三軒茶屋ふれあい広場にて行われる三茶ひなまつりに我々の小さな映画小屋が登場します。
オリジナル映画と共に、商店街の多くの方に協力して頂いたVR映像(360度立体映像)を上映します。
是非見に来てください。



2016/02/13 Bento Clock Project in Sangenjaya 2



「Bento Clock」のイメージ



「Bento Clock Project」は、余剰となった弁当を循環させることによって、太子堂・三軒茶屋地域の空家、高齢者の方々、子供たちを、地域全体でケアする試み。
商店街との協同によって、商店街を対象とした地域振興予算から、空家、福祉などの地域全体のケアに展開していく。




2016/02/02 Bento Clock Project in Sangenjaya




2016/01/26 2016年2月27-28日 お祭りに出店する映画小屋の色について




2015/12/29 三軒の茶屋ストリート計画⑤






三軒茶屋プロジェクトは、1970年-1980年代にまちづくりと一般に呼ばれた都市計画の一手法そのものをリノベーションしていくような性質を持っている。
太子堂地域は市民参加型まちづくり発祥の地であり、必然的にこの地域を対象とする理由は担保されている。
「三軒の茶屋曼荼羅」は、建築基準法や都市計画法に代表される一定の領域をもった都市地域の現行法の隙間に取り残された曖昧な帯状空地への提案の組み合わせによって描かれた、一種のユートピアである。ユートピアという考えそのものの是非があるのは承知しているが、ここでは話が猥雑になるので、わかりやすくそのように呼称する。「三軒の茶屋曼荼羅」の背骨となる「茶沢通りの計画」は既に進行中である。

最初の具体的な成果物として2015年12月に茶沢通り商店街の入口に、その旗艦店である株式会社三恵のファサードが完成した。これは道路と敷地境界線の間に発生する余剰空間を利用している。法律の隙間は時に空間の隙間でもある。建物から通りへの持ち出し看板やオーニング(小庇)などは、住宅などの明らかな個人の建築であれば許されることはほぼない。看板その他の必要は、店舗という商業性を帯びたハコが公共建築でもあるという一定の認識に基づいているためである。しかしながら、その定義は曖昧である。
この三恵ファサードは、独立した建物としてみなすならば、看板とオーニングを兼ねた顧客呼び込みのための装置に過ぎないが、建築をひとつの通りの一部として考えるならば、この構造物は道路地盤面と敷地境界線の間に生じた隙間空間に浮かんでいる。

要するに、三軒茶屋プロジェクトは「三軒の茶屋曼荼羅」に描かれた都市を、現実の都市の上に重ね合わせていく計画である。そのため、「三軒の茶屋曼荼羅」はそれぞれの建物がつくり出す既存のまちの表情の上に、それからあたかも浮遊した仮面のように覆いかぶせられる。モノとしては小さな三恵ファサードが、既存建物をリノベーションした店舗からわずかに浮遊して、覆い隠していることは、そのような意味を持っている。
茶沢通りの計画はまずこのような性質をもった、建物とも都市装置(看板等)とも呼べない、その所属するフィールドが曖昧な具体物を端緒として骨太に進めていきたい。
当然そのためには、子供や高齢者の地域ケアその他、現代の都市地域が抱える諸問題に触れる運用スキームと実物が溶融した姿を示していく。

2015年12月29日(火)
渡邊 大志




2015/12/09 「Xmasゴスペルナイト in 三茶」にて三軒の茶屋式国際ワークショップ、国際射的屋台、世界のお茶屋台を出店しました!!








12月6日(日)に三軒茶屋で行われた「Xmasゴスペルナイト in 三茶」(主催:三軒茶屋銀座商店街振興組合、共催:公益財団法人 せたがや文化財団 音楽事業部、後援:世田谷区、制作:Xmasゴスペルナイトin三茶実行委員会)にて、三軒の茶屋式国際ワークショップ、国際射的屋台、世界のお茶屋台を出店しました。

三軒の茶屋式国際ワークショップは、ドイツ人とベルギー人によるヨーロッパ式「Xmas Fairy」の手づくりワークショップを行いました。
多くの三軒茶屋の子供たちに参加いただき、日本では体験できない貴重な機会となり、大変ご好評いただきました。

また、国際射的屋台、世界のお茶屋台も、引き続き出店いたしました。
回を重ねるごとにリピーターの方々も増え、小さな子供からご老人まで、多くの地元の方々に訪れていただきました。
当日は、肌寒い中でしたが、足を運んでくださった方々、大変ありがとうございました。

また、来年も三軒茶屋にてお祭りの開催を予定しております。
どうぞご期待ください。


2015/11/27 三軒の茶屋ストリート計画④





茶沢通りの入口にある旗艦店「三恵」の正面に用いるヨット部品群を船舶工場で製作しました。
今月末に現場に取り付く予定です。

2015年11月27日 記



2015/11/18 三軒の茶屋曼荼羅圖






2015/10/19 三茶de大道芸に出店した「三軒の茶屋・国際射的屋台」は大盛況裏に終了しました!!






10月17日・18日(土・日)に三軒茶屋で行われた三茶de大道芸のお祭りにて、「三軒の茶屋・国際射的屋台」を出店いたしました。

手作りした銃や的、景品などはドイツとベルギーから来た留学生と共に作成し、国際色豊かな屋台となりました。
留学生と地元の子どもたちとの交流も見られ、射的の景品の竹ぽっくりや三連かざぐるまなども、大変好評いただきました。
500名以上の方のご来店がありました。誠にありがとうございました。


2015/09/24 三軒の茶屋ストリート計画③






1. 三軒茶屋・太子堂地域のメイン商店街である茶沢通りの入口に、その牽引役を担っている「三恵」が、通りの両側にお店を構えることを最大限地域に還元する。
2. 具体的には、三恵の伝統的なカラーである深い紅色を用いることができる表面積をできる限り増やす。これによって、既存の三恵ビルとわかりやすく応答する。商店街にとっては、新旧2つの三恵の表情が地域のゲートとなる。
3. 建築及び建築内装を専門としない技術(ヨットの各種部品)を転用することによって、建築分野の技術によって作られた街並の枠の外に出る。


2015/09/10 三軒の茶屋ストリート計画②






三軒茶屋にある商店街の新店舗の、ファサード計画スタディ。
ヨットの部品の活用によって、建築とストリート(=都市)の狭間に、空間を見出していく試み。


2015/09/09 三軒の茶屋ストリート計画





G studioで進めている商店街の計画「三軒の茶屋ストリート計画」のドローイング。
商店街の旗艦店のひとつである三恵の新店舗と改修予定の現在ビルのファサード、通りからの騒音を防ぐ防音幕、たばこ屋さんの地域サロン化計画などから、商店街の通りから緑道までを含めた都市の全体をデザインしていくことを考えている。
現在、ヨット部品を取扱う専門店と協同で、三恵新店舗のファサードの計画を進めている。


2015/08/31 「世田谷式 三軒の茶屋 草の根国際お祭り」は大盛況裏に終了しました!!







三軒茶屋・太子堂のふれあい広場で8月30日(日)に開催しました「世田谷式 三軒の茶屋 草の根国際お祭り」は大盛況裏に終わりました。
世田谷区、世田谷区産業振興公社、三軒茶屋銀座商店街振興組合の後援を受けて、ネパール料理のロイヤル・タリー、インド料理のスパイス・マジック、イタリア料理のPaddle cafe、台湾料理の味王、地元の衣料品店の三恵、ラム・パクチー料理のラム&パクチー、三軒茶屋銀座商店街振興組合の特製屋台にご出店いただき、開催に至った「世田谷式 三軒の茶屋 草の根国際お祭り」は、当日は天候の悪いなかでしたが、約3000人の方々にご来場いただきました。
G studio屋台では、G studioオリジナルの世界のお茶や風車、竹ぼっくり、茶さじなどの販売を行い、子供たちを中心に大変好評頂きました。
足元の悪いなかご来場下さった方々、誠にありがとうございました。

また、今後も定期的に三軒茶屋・太子堂を中心に世田谷区のお祭りへの出展、お祭りの開催を予定しております。
どうぞご期待ください。


2015/07/07 三軒の茶屋と茶の道2




三軒の茶屋タワーのイメージ写真



2015年7月7日 渡邊大志


2015/07/02 三軒の茶屋と茶の道




三軒茶屋の地名は江戸時代の大山街道のこの地に三軒の茶屋が並んでいたことに由来する。
その一つがあった土地は、現在首都高速が高架に走り、その下に国道と世田谷通りが分岐する二又の付け根に位置する。
現在、ここにはカラオケタワーが建っている。
スケッチは、これを三軒の茶屋の故事を下敷きに茶のタワーにコンバージョンしたものである。
中心にうねる道は、地球大のマスタープランに示された茶の伝導の道である。
茶の道はタワーの下階から上階へとパースペクティブに見立てて登っていく。それぞれのポイントで、ネパールやインドといった、茶の経由地の世界のお茶が栽培され、それがスラブを形成する。
茶の道の両脇に立つのは茶柱であり、空に浮かぶのは空飛ぶ茶じゅうたん(茶畑)である。
岡倉天心の『茶の本』に代表されるように、茶には相当の学問の蓄積がある。ここでは茶葉古道の様な日本に至る茶のインフラストラクチャーを出来るだけ分かり易い形で建築化しようと試みた。
三軒茶屋プロジェクト全体のヴィジョンでもある。

2015年7月1日 渡邊大志 記


G Studioの活動はこちらをご覧下さい
GSTUDIO|ジースタジオ 2015/04/15- 


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